FC2ブログ
2019. 02. 01  
Lizzy Backdoさんという、ちょっと変わったネーミングのペダルメーカーさんの
クリーン・ブースターをヒズミ屋さんにて入手致しました。

IMG_5857.jpg

ヒズミ屋さん限定、しかもこの一台のみという事もありましたが
まずはこの素敵な木箱。これだけでも点数アップですね(笑)

IMG_5860.jpg

本当にシンプル。コントロールはレベルのワンノブのみ。
ケースにはうっすらエンボス加工のような仕上がりになってます。

IMG_5859.jpg

配線も非常に綺麗ですね。

ヒズミ屋さんで試奏させて頂いた時はそれほどでもなかったのですが
自宅で爆音で鳴らしてみた所、すぐこのブースターの「ヤバさ」に気が付きました。
「ヤバさ」というと頭悪いみたいですけど「ドープ」という事です。

最初に持っていたイメージとしては
ランドグラフのクリーン・ブースターだったのですが
音の差は明らか。
クリーン・ブースターとは言っても若干味付けがしてあったり
気に入った歪みの後段に置いてソロ・ブースト用に使っても
どうしても音が変化してしまう物が多い中で
これはほぼ原音通りそのままブーストしちゃう。
実はこういうのがなかなか少ないのです。

歪ませたものにも効果的なのですが
一番唸らされたのはアンプをクリーンなままプッシュさせた時です。
全くナチュラルに、ギターの原音をプラッシュ・アップし
音のカドを丸くしながら分離を良くし、艶とパンチを加えてくれます。
歪ませなくても、アンプとこのブースターだけあればずーーっとギターを弾いてられる。
そういう意味での「ヤバさ」なのです。

変な言い方ですが、ギターの腕のごまかし用には使えません。
下手であれば下手なりの音が出て来ます。
単純にそこも凄いと思います。

なんか、初めてテレキャスターを弾いた時に
「いかに自分はギターが下手なのかを知った」かのような
そんな感覚がこのペダルにも感じました。

だから裏を返せば練習してうまくなればこれほど凄い武器もない、という事です。

こんな小さな箱にワクワクとチャレンジ精神
そして音の快楽が詰まっている。
エフェクト・ペダルは一生探求し続けるし、愛し続けるでしょう。

Lizzy Backdoさん、素晴らしいものをありがとうございました。
スポンサーサイト
2019. 01. 30  
さてさて、去年の二月にこういう文章を書いてました。

あれから少し時間が経ち、何となくファズの調子が悪いというか
スイッチも不具合があったり、音がどう考えてもトレブリー過ぎる。
耳に痛い成分が多めというどころか不快なレベルです。
しかもアウトプット・レベルも低いというか自分が欲しい音量には足りないのです。

ですのでようやく、Soul Power Instruments(以降SPI)さんに
修理と、もっと爆音になるようにカスタムを依頼しました。
本来ならばHSWに依頼すればいい話なのですが
前述のエントリー記事にあるように、現在も行方知れずですからね。
どこて何をやってるんでしょうかねぇ…また韓国辺りに逃亡してるのでしょうか。
もうどーでもいいけど(笑)

IMG_5856.jpg

ブツを郵送して約ひと月、手元に戻って来ました。
年末年始も間に入ったので、通常はもっと早く届くのではないかと思われます。

IMG_5863.jpg

それで今回の修理と改造点は

・不良のあった電解コンデンサを全て新品に交換
・フットスイッチの交換と配線交換
・トーン周りの回路定数交換

主にこの三つでした。

IMG_5862.jpg

さて自宅での試奏した感想ですが…、おおーまずは爆音になっている!
そして電解コンデンサが死亡していたので、あれほどシャリシャリの音になっていたのかと。
お陰様でかなり図太い音になっていますが、このファズを生かす方向に考えると
シングルコイルのギターの方が本領を発揮するのではないだろうかと思いました。

というのも、ギターヴォリュームを8ぐらいに落とすと
このファズの特徴であるトレブリーでドライなジリジリしたトーンになるからです。
ハムバッカーだとシングルほどのジャキジャキ感は出ません。
定数変更したおかげでマフ系のようなロング・サスティーンも出ますし
じゃじゃ馬で機材を選ぶけど、色んなトーンの組み合わせが作れるという
ギタリストとしては非常に挑み甲斐のあるファズになりました。

ぶっちゃけ、このファズはメルカリで手に入れたもので
前のオーナーが壊れているのを分かってて俺に売ったのか
それとも分からないまま売ったのか、今となってはどうしようもないし
別にそれでゴタゴタ言うつもりはありませんが
元々オリジナルがどういう音なのかが分からなかったので
落ち着き場所がなく暫くは悶々としていました。

しかしギター業界屈指のモデファイメーカーであるSPIさんに
新たな息吹を吹き込んでもらったかのようで、とても嬉しいです。

SPIさん、本当にありがとうございました。
2018. 12. 10  
今年もHiraya氏から新作が届けられた。

IMG_4961.jpg

CDより大きいサイズのパッケージ。
これだけでは当然全容は見えない。

IMG_4962.jpg

裏はこんな感じ。
うーん、謎だ…。

IMG_4963.jpg

開封して見るとようやくアルバムが出て来た。

タイトルは…「NEUROSIS」
ニューロシス…一瞬アメリカのポスト・メタル・バンドを思い浮かべたが
多分これとは一切関係ないと思う。
ちなみにニューロシスとは神経症、ノイローゼの意味を指す言葉である。

全部で24トラック。短い物で1分半、長い物で8分もある
かなり内容的には、濃い。
実際に皆さんにお聞かせ出来ないのが残念ではある。

さて、このアルバムを紐解くにあたってのキーワードがある。

「砂漠のゾンビとインディアン」
「映画 マルホランド・ドライヴ」
「夢の中で…」

まるで意味が分かりませんが
多分俺には「空想上の映画の、架空サウンド・トラック」という
コンセプトがあるのではないかと推測した。

どこまでも続くキーボードのアンビエント・サウンドに
民族音楽のような、呪術的ヴォーカルが重なり
聴いていると「頭の中に映像が浮かぶような音」なのである。

今回はドラムマシンやエフェクトの使用、尚且つサウンドのコラージュは
かなり最小限に抑えられている。

ドラマティック性がある訳でもない
淡々と進むシネマのような、白昼夢にも似た、そんなアルバムである。

ここ最近のアルバムでは割と類似性の強いものが多かったが
今回のNEUROSISは近年では最も突出した音楽であると感じる。
2018. 11. 27  
皆さんはUNIVOX SUPER FUZZというファズをご存じだろうか。

元々は日本のメーカーであるハニーが作ったファズですが
OEM生産により、ほぼ同じ設計、回路のファズが沢山製造されました。
グヤトーン、シンエイ、ロイヤル…UNIVOXはその中の一つです。



使用者で一番有名なのはザ・フーのピート・タウンゼントでしょうか。
Nirvanaのカート・コバーンもその名に連ねています。
サウンドはYouTubeを見て頂けると分かる通り
アッパーオクターヴの成分が混入し、マフとはまた違った爆発力を持ち
ゲインが破壊的で非常に官能的な響きを持つファズです。

わたしも欲しいのですが、なにせオリジナルは2桁台にも届くかという程
プレミアな金額が付いてしまい手に入れるのはなかなか難しい…
しかし近年、ロイスやブラック・キャットといったメーカーがリイシューを出して
それぞれ展開していますがそれでも高価である事は否めません。

そんな中、わたしはヒズミ屋さんのHPで出会ってしまったのです…
ローズ・モーリス社の「Shaftsbury Duo fuzz」クローンの存在を。
このShaftsbury Duo fuzzはUNIVOX SUPER FUZZと同じOEM製品なのです。

IMG_4873.jpg

これがこの、Studio FIF 「The Hopper」です。
もう、まずは黒御影石のようなフィニッシュを見ただけで
「こやつ、出来る…」と思わせるファズです。

IMG_4879.jpg

中身も実に丁寧に組み込まれていますね。

実際にストラトで音を出してみると…「音の洪水」に巻き込まれるかのような
非常に豊満な倍音と、先ほど言った様にマフ系とはまた違った爆発力があり
サスティンも長く、金属的な質感を含むトーンが実に気持ちいい
二種類のトーン切り替えで、トーンがガラッと変化します。

ミニスイッチを上にするとミドルを集中させたが如く
密度の濃いファズトーンで、イメージとしてはブライアン・メイのような
少し鼻詰まりしたような音になります。

スイッチを下にすると、レンジが一気にドンシャリに広がり
まるで「水でパンパンに膨らんだ風船を断ち割るか如く」の
オープンなトーンに。

後は、ビルダーの方のお勧めとしてベースやオルガンにも最適という事で
オルガンはないのでプレベに繋いで弾いてみると…

カ、カ、カ、カッコいい…

大抵、ベース・ファズというと原音も潰れてしまい腰砕けの音になりがちですが
これは原音はそのまま、倍音が豊富に含み非常にロックなトーンで
図太く本当にカッコいいとしか言いようがありません。



この「The Hopper」のネーミングの由来は
元ソフト・マシーンのベーシスト、ヒュー・ホッパーだそうで
確かにヒューはShaftsbury Duo fuzzを使っていますね。

決して器用なファズではありません。
倍音が豊か過ぎるが故にギターでのコード弾きをしてしまうと
潰れてしまい、音の抜けがイマイチです。
普段、わたしはトレブリー過ぎるが故にストラトのリアPUを使わないのですが
このファズに関して言えばストラトのリアPUは有効かもしれません。
しかし単音のギター・ソロやコード弾きを必要としないベース・ラインには
そのアッパーオクターヴ成分がメタリックに響き抜けが良く
弾いていてとにかく気持ちいいです。

Studio FIFさんは
基本的にヒズミ屋さんでしか取り扱ってないという事なので
もし興味を持たれましたらヒズミ屋さんへ問い合わせをしてみて下さい。

あと、ヒズミ屋さんの紹介ページをご覧頂くと分かりますが
スペックが殆ど載っていません
何のトランジスタを使い、こんな高品質なパーツを使用し…など
そういう情報が書かれていないのです。

今は「目で見た情報」でモノを買う時代。
それはギターや楽器とはいえ切り離す事が出来ません。
そんな中でわたしは職人魂のようなものを感じました。
結局の所、楽器は「感じた物が全て」
正直、どんなパーツを使ってるだとかは結果論に過ぎず
どう感じるかには直接関係がないのです。
自信があるからこそスペックに頼らない。
名店とされる美味しい店はレシピを公開する必要がない。
それと同じような心意気を感じるのです。

クソと思うかゴールドと思うかはプレイヤー次第。
乗りこなせるか乗りこなせないのかもプレイヤー次第。
全ては我々の手に委ねられているのです。

このペダルはコスパとか言う薄っぺらな言葉では
到底はかり知る事が出来ない魅力がギッチリと詰まっています。
2018. 08. 27  


TeenageFanclubのジェラルド・ラヴが脱退…とのニュースを
名古屋で楽しく酒を飲み、ホテルに帰った後に知りまして
さっきまでの最高の気分がいきなり奈落の底に突き落とされたような感じで
本当に辛かったです。

TeenageFanclubというバンドそのものがわたしの音楽的なDNAであり
ビートルズと褐色のない程自分には不可欠なバンド。
その中でもジェラルドという人はメンバーの中でも一番
リード・シングルを書いているソングライターであり
彼の存在失くしてTeenageFanclubは絶対に語れません。

どのような理由で脱退するに至ったのかは
コチラの記事に書いてはありますが、実際にどのような心境での事なのかは
計り知る事が出来ません。

ただ年齢も年齢だし、長時間の異動を伴うワールド・ツアーがとてもしんどいという事は
理解の出来る事ですし、実際にツアーからは引退するというエルトン・ジョンやスレイヤーという
先輩達もいる事ですので仕方ないかとは思いますが
ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンのようにツアーは他のベーシストに任せ
メンバーとして在籍しつつ、レコーディングやソングライティングには参加も出来たはず…
先ほどの記事にも「グループを離れたくなかった」「辞めさせられたわけではない」と
書いてあったので基本的には円満退社なのだとは思いますが
いくら仲のいいグループでも長年やっていると本人達には蟠りや
ズレなどはどうしても多かれ少なかれあるはずなので
色んな鬱積がワールド・ツアーをする時に破裂してしまったんじゃないかと
個人的にはそう思っています。

バンドとなると、一種の仲間意識というかギャングの一員でなければならないところがあり
それは強い連帯感を生むのだけれど、結局は他人の集まりだし個々の違いを押しつぶしながらの活動は
やはりとても難しいものだという事は、バンドをそれなりにやってきた自分にはよく分かります。

ま、色々とあるにせよ、バンドもジェラルドもお互いに袂は分かつことになったけど
俺としては双方ベストを尽くしたと思うし、これからの音楽活動も楽しみにしているし
双方のこれからの未来の更なる発展を心から願うばかりです。



ジェラルド脱退のニュースからほどなくして
長年、バーナード・バトラーのブレーンとして活躍されて来た
日本人ドラマーのマコト・サカモトさんがお亡くなりになったという知らせを
バーナードのインスタで知り、愕然としました。

スウェードを脱退し、マッカルモント&バトラー、ソロ、ザ・ティアーズと
ほぼバーナードとずっと活動を共にされていて
メンターとしての役割もこなしていたのではないかと思われます。

聴けばブリリアント、ツボを押さえつつシンプルで
アップリフティングな曲も内性的な曲も叩き分け
バーナードの音楽に立体的かつ深みを与えていた…
そんな懐の深さを感じさせるドラミングでした。

個人的にはマイスペースで繋がって頂き
何かの時にメッセージのお返事を頂戴した時は感激しました。

本当に残念でたまりません…心よりご冥福をお祈り申し上げます
カウンター
2012/9/6より
プロフィール

Young

Author:Young
ROCK&ROLLが俺の燃料。活きる力。

QRコード
QR